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2021年3月

2021年3月10日 (水)

2021年の採集初めは伊豆へ~その2 菖蒲沢から上多賀へ

Wakame

 わが家では毎年この時期になると、新物の生ワカメを手に入れて干すのが、恒例の作業になっています。昨年浜辺で干す作業をしていた方に聞いてみると、生を水洗いしてすぐ干しているとのこと。私はそれまで湯通ししてから干していたのですが、昨年からは水洗いするだけにしました。よく乾燥させて冷蔵庫で保管しておいたら、1年経っても美味しくいただいています。

 そんな話はさておいて、やんだでの成果が芳しくなかった私は、潮が満ちてくる前に引き上げました。10hamabenite
 やんだの浜を出て菖蒲浜の海岸に着くと、そこにはすでに10名を超える人たちが入っていました。ここでは浜辺にある石ころの中に銀黒の入った石英があり、たまにその中に自然金の小さな粒が入っています。でものんびりと過ごしている人が多く、私のように含金石英を探しに来ている人ばかりではない様子でした。

 その中に石友の姿を見つけると挨拶もそこそこに、さっそく隣で銀黒を含む石英探しに取り掛かりました。各地で砂金とかも採集しているベテランの石友が言うには、あまり成果が出ていないとのことでした。
 私もあちこちを移動しながら浜辺の石ころを掘り返すのですが、なかなか金を含むどころか銀黒の入ったものさえも見つかりませんでした。

 去年はそこそこ出ていたのに、どうしたことだろう。新型コロナ感染症への感染を避けて、多くの人達が入れ替わりで密にならなくて風通しのよい浜辺に出かけて持ち帰られたのでしょうか。
 こうなるとあと1,2年は不毛のときが続くのかも知れませんね。
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 誰かが浜大根を引き抜いて、岩の上に置いていました。近くに花が咲いている群落があるので、1本引き抜こうとしましたが、根はしっかりと地面にい込んでいて抜けませんでした。
 お昼はとっくに過ぎてしまいましたが、昼ご飯は食べていません。石友と相談の結果、上多賀の海岸へ行ってみることになり、14時ちょうどに菖蒲沢をあとにしました。

 延々と伊豆半島の東海岸を走り、時間の関係で土産物店などには寄らず、上多賀の駐車場に車を停めたのは15時を過ぎていました。しばらく歩いて海岸に入ると、大きな岩がごろごろしていました。
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 それらの白っぽい岩のほとんどは多孔質で、無数にちりばめられた小さな穴の中に鉄橄欖石と、それが風化してできたライフン石があるということです。
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 多孔質の岩をたくさん見て回っても、空っぽの空洞ばかりでした。大きな岩は割り取るのが難しく、小さな石ころは空洞に茶色いものがあっても風化が激しくて粉のようになっていました。

 そうするうちに、割るのに手頃な岩があったので観察すると、その空洞に小さな形のある黒っぽい鉱物が張り付いていました。おそらくこれがライフン石なのでしょう。若干風化していて、しっかりした結晶がないのは残念ですが、しっかりしていたら鉄橄欖石かも知れません。数個の標本を割りとりました。
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 二人ともここは初めて来たところでもあり、記念写真を撮ってから引き上げ、石友とはここでお別れしました。
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 一人で下田の方に引き返すことにしましたが、途中の道端にあった漁師さん直営というお店に入って、新鮮で美味しい刺身と金目鯛の煮付けで、遅い夕食を摂りました。
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 味噌汁にはたっぷりのふのりが入っていて、磯の香りがしました。 

 その先に、トイレが整備された小さな駐車場があったので、車を停めて後ろの座席に寝転がり、明日はどうするかと考えるうちに眠りにつきました。昨夜よりも気温が高いのはありがたい。

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