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2016年6月16日 (木)

ペットボトルで鉱物採集

Yamabuki

 今頃山へ入ると、このような蕗の群落に出会うことがあります。草かんむりに路と書くくらいで、それは山道の際によく見られるのが不思議ですね。
 昔は家族や友人と、遠くまで山蕗を採りに出かけたものでした。たくさん採っても食べきれるものではなく、最近はほんの一握りくらいの採取で済ませています。

 昨年の晩秋には再び糸魚川へ、今度は一人で行きました。

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 車中泊の翌日、海辺で見る夜明けです。いい感じの砂利浜ですが、ヒスイは見つけられませんでした。

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 ラベンダー海岸の入り口のモニュメント。この海岸では、ラベンダーヒスイがよく見つかるのでしょうか。初めて石友に案内してもらって訪れたときのことを、つい最近のことのように思い出しながら海岸を散策しましたが、ここでも成果なし。

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 海岸や川でのヒスイ探しは、ほとんど成果がありませんでしたが、「きらら青海」の建物の前に大きな翡翠輝石岩が設置してあったので見学しました。

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 その中に、青い糸魚川石の脈があるのを見ることができました。糸魚川石は、昔は青いヒスイと思われていたそうですが、精密な分析によってストロンチウムを含むケイ酸塩鉱物であることが分かり、宮島宏氏らによって世界新鉱物として報告されています。
 二年前の翡翠鉱物展でたくさんの標本が売りに出されていましたが、財布と相談で買いそびれたことが悔やまれます。
 こんな大きな岩を、どうやって谷から運んだのでしょうか。また、山にはこんな大きな翡翠輝石岩があるのに、海辺で小さな石ころを探しているのが滑稽に思えてきました。

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 日が暮れてJR糸魚川駅の前に行ってみると、、奴奈川姫の銅像がありました。

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 その隣に設置してあるのは、蛇紋岩の中の翡翠輝石岩の切断研磨された標本です。宝石としての価値はないので、このような場所に設置してあっても問題がないのですね。
 この翡翠輝石が薄い緑色に染まっているのはオンファス輝石ではなくて、蛇紋岩から供給されたクロムや鉄イオンによる発色らしいです。
 このような構造の翡翠輝石岩は深部の高温域で変成作用を受けて塑性変形したもので、圧砕岩(あるいは圧砕翡翠)と呼ばれていますが、姫川流域の転石によく見られるのではないかなと思っています。

 最終日に糸魚川からの帰り道、黒部の湧水を汲みに寄りました。実は黒部の湧水は、ずいぶん前に立ち寄ったことがあります。でも当時の記憶がほとんど残っていなくて、今回湧水の場所を探すのには苦労しました。

Kurobeinnta

 黒部インターを出たら何とかなるだろうと、車を進めました。一応案内の看板はあるものの、それほど詳しくは書かれておらず、あまり名水に力を入れていないのではないかと疑われました。


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 「とれたて館」という建物で土産などが売られていました。その近くには案内看板があって、参考になります。

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 そこに湧水があって、石でできた「ウォー太郎」という名水キャラクターがいました。藤子不二雄さんのデザインだそうですが、ほとんど世間には知られずに、ひっそりとたたずんでいるという感じです。

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 その近くには、湧水が何か所もありました。絹の清水(しょうず)という場所では、きれいに整備された中に水が湧いていました。

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 少し離れた場所には、建物の中に共同洗い場があって、野菜や果物などを洗えるようになっているみたいです。たしか大野市とか郡上八幡市にも、このような設備があったと記憶しています。

Pb234391

 最後に寄ったのは、「くろべ名水公園」でした。ここが昔訪れたところだったのでしょうか。なにか寂れた様子で、昔日の面影はありません。

 場所が違うと水の味が違うのかどうかは、私の舌ではわかりませんが、ペットボトルにたくさんの「常温で液体の鉱物」を採集して帰りました。

《お知らせ》
第38回 名古屋ミネラルショーが迫ってきました。
2016年6月25日(土)・26日(日)
AM10:00~PM6:00(2日めはPM4:30まで)
会場:名古屋中小企業振興会館
   (吹上ホール)2階
入場無料
公式HP:http://www.nagoyamineral.com/
交通:地下鉄桜通線吹上駅5番出口徒歩5分
主催:名古屋鉱物同好会
例年は8月ですが、今年は会場の改修工事の
都合で6月になっています。

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